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プロポリス採取に適したアフリカナイズドミツバチって?

高品質なプロポリスをつくるアフリカナイズドミツバチとは?

プロポリスをつくり出すミツバチの中には、巣を守るための防衛本能や生命力の高さから、短期間で大量のプロポリスをつくる能力に優れた種が存在します。
アフリカ蜂化ミツバチとも呼ばれる『アフリカナイズドミツバチ』は、ブラジルに生息して集団生活を営み、グリーン・プロポリスなど高品質なプロポリスをつくる種として知られています。
ときに大群をつくり人間にも襲いかかる強い攻撃性をもつ一方で、抗菌力の高い良質なプロポリスをつくるため、人体に有益な効果をもたらす存在でもあるのです。
この記事では、高品質なプロポリスをつくるアフリカナイズドミツバチについてご紹介します。

アフリカナイズドミツバチとは?

アフリカナイズドミツバチとは、アフリカミツバチとヨーロッパ種であるセイヨウミツバチとの交雑種です。
強力な抗菌作用が特徴の、高い品質と有益性を誇るブラジル産プロポリスをつくり出すとして知られています。
1950年代に養蜂に適した種へ改良する目的で、繁殖力や蜜を集める能力の高いアフリカミツバチがブラジルに持ち込まれました。
しかし、その女王バチが研究施設から逃げ出して野生化し、先に輸入されていたセイヨウミツバチと自然交配したことで偶然生まれたのがアフリカナイズドミツバチです。
これをきっかけに繁殖をくり返し、ブラジルだけでなくアルゼンチンやメキシコにまで生息域を拡大していきました。
アフリカナイズドミツバチは攻撃性が高く、集団で人間や家畜を襲い、人の死亡例もあることから『キラービー』とも呼ばれています。

アフリカナイズドミツバチが生まれた経緯とは?

もともとアメリカ大陸にはミツバチは存在せず、ヨーロッパ移民が養蜂のためにセイヨウミツバチを持ち込んで以降、急激に繁殖してアメリカ大陸中に広がった経緯があります。
それを発端にブラジルでの養蜂が盛んになったものの、その中心的な役割を担っていたセイヨウミツバチは熱帯の気候に順応しなかったため、気候に適した品種を開発する目的でタンザニアからアフリカミツバチが導入されました。
ところが、品種改良のために研究用に持ち込まれたアフリカミツバチの女王バチが逃げ出し、先に生息していたセイヨウミツバチと交配して、アフリカナイズドミツバチが誕生したのです。
セイヨウミツバチよりも耐病性に優れたアフリカミツバチは、行動範囲が広く蜜の生産能力も高い反面、神経質な性格で人間にも危害を及ぼすことが知られていました。
現在では、温和な性質のセイヨウミツバチと交配し、それぞれの優れた性質が活かされている種に改良されています。

アフリカナイズドミツバチの特徴

アフリカナイズドミツバチの特徴には、攻撃性と防衛本能の高さ、生命力や耐病性の強さ、優れた行動力と蜜の生産能力の高さといった点が挙げられます。
アフリカナイズドミツバチの体長はセイヨウミツバチよりも小さく、大きい個体で12mm程度、女王バチでも15mmほどとハチの中では小さい種に当たります。
セイヨウミツバチが弧を描くように行動するのとは異なり、アフリカナイズドミツバチは高速で直線的に行動し、その飛行速度は一般的なハチの2倍、飛行高度は3倍になるといいます。
集団生活を営み、ときに大群をつくるのもアフリカナイズドミツバチの特徴です。
また、非常に防衛本能が高く、巣の周りを広範囲にわたって警戒し、その領域内に侵入した外敵を集団で襲う攻撃性の高さが特性といえます。
防御専門の個体も存在するといわれるアフリカナイズドミツバチは、3000kmもの範囲を飛び回り、いったん敵とみなした相手はどこまでも追いつづけて執拗に攻撃します。
その標的となるのは人間も例外ではなく、巣の警戒区域内に踏み入ってしまうと、集団で攻撃されてしまうのです。
なお、温暖な地域を好むアフリカナイズドミツバチは、食糧のない環境では長く生きられず、寒冷地や乾期のある地域には生息しない種でもあります。
季節の移行時や巣の周辺に食糧が乏しくなるなどの理由で巣を捨てることもあり、別の場所に次々と巣を移動する行動力も特徴に挙げられるでしょう。

アフリカナイズドミツバチとプロポリスの関係性について

冒頭で触れたように、アフリカナイズドミツバチはブラジル産プロポリスの中でも、最上級品に位置づけられるグリーン・プロポリスをつくり出すとして知られています。
アフリカナイズドミツバチが高品質なプロポリスの採取に適する理由には、
・集団で生活し防衛本能が高く、巣を守るために大量のプロポリスを短期間でつくる
・高温多湿の地域で生息するので、病原菌から自身を守るために抗菌力の高いプロポリスをつくる
といった習性が挙げられます。
他種と比べ飛行距離が長くて行動力に優れ、広範囲から薬効の高い樹脂を集められるため、ブラジルのごく限られた地域にのみ自生する『アレクリン』を起源植物としてプロポリスをつくり出します。
アレクリンの樹脂を元につくられるプロポリスは、一般的なものよりも豊富なフラボノイドや、アルテピリンCなどの桂皮酸誘導体を含むため、抗菌・殺菌作用に優れた最上級品として扱われているのです。

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