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プロポリスの品質を決める濃度とは

ミツバチが植物の樹液を元につくり出すプロポリスの品質を決める要素の一つには、濃度が挙げられます。
採取される国や地域によって、起源植物とする種類や含まれる成分が大きく異なるのがプロポリスの特徴です。
とはいえ、さほど離れていない場所で採取されたものは含有成分も似ている傾向にあるため、その濃度の差がプロポリスの品質を左右するのは妥当と考えられているのです。
この記事では、プロポリスの良し悪しを判断する要素の一つである濃度についてご紹介します。

プロポリス濃度の2つのチェック方法とは?

プロポリスの濃度を表すには、大きく『糖度』と『固形分』との2つの表示方法があります。
以下でそれぞれの特徴などをご紹介します。

糖度(BRIX値)

BRIX値とは、糖度計を使い光の屈折率を測る『糖度測定法』により計測した値です。
測定対象となる液体が含む糖などの物質の量により、光の屈折率が異なる性質を利用して測定しています。
分析対象である試料液を中に入れ、手前の斜めになったガラス部分から観察すると、その屈折率が表示されるという簡易な測定方法です。
そもそも糖度測定法は、果実などに含まれるショ糖の濃度を表すための方法で、プロポリスの場合ではショ糖ではなくその原塊を測るため、糖度とはいわず『BRIX』と呼ばれる場合が多いといいます。
通常では、BRIX値が50%前後であれば高品質のプロポリスと判断されます。

BRIX値の注意点とは?

BRIX値での測定は、単一の原料のみが含まれる対象物を比べる際には、単純に『数値が高い方=高濃度』と判断できます。
しかし、微量成分を入れると300種を超える成分を含むプロポリスの原塊の濃度を測るには、各成分の屈折率がそれぞれ異なるため正確な測定は難しく、BRIX値が高いからと高濃度とは一概にはいえません。
とはいえ同じプロポリスの比較のため、一般的なプロポリス濃度を表示するには有効とみなされてきました。
また、糖度計を使ってその割合を測るBRIX値は、高い数値が表示されるのが特徴といえます。
BRIX値をそのままプロポリス濃度に表示するメーカーも存在し、「BRIX値」と明記されていなくても39%や45%といった高い値の場合は、BRIX値と判断してよいでしょう。
ただし、BRIX値を上げるには、ハチミツや砂糖を加えるなど意図的に糖度を上げれば簡単に操作できてしまいます。
そのため、BRIX値の高さが高品質のプロポリスに直結するわけではないため、注意が必要です。

固形分(乾性エキス濃度:w/v%)

規格成分含有量や、重量体積比とも呼ばれ、プロポリスの固形分がどれだけアルコールに溶けているかを測定した値です。
通常、プロポリスを抽出した液体100mlをVolumeのv、乾燥させた固体の重量をWeightのwとし、『w/v%』で表します。
乾燥重量法とは、プロポリスの蜜ロウ成分を除いたあと、プロポリス抽出液2ml(v)を約2時間、成分検出に使われる時計皿で105℃に加熱してから乾燥させ、その重さ(w)の割合を量る方法です。
割合が高いほどプロポリスの含有量が多いと判断され、一般的に乾性エキス濃度の方がBRIX値よりも信頼性が高いとみなされています。
世界各国のプロポリス関連機関や、日本プロポリス協議会の規格でも『w/v%』での表示を採用しています。

乾性エキス濃度の理想値とは?

乾性エキス濃度の理想値は20~25%(w/v%)とされているものの、BRIX値と同様に、濃度が高ければ品質が高いとは限りません。
確かにこの値が高いほど高濃度となりますが、その分粘度も高くなり、飲みにくくなってしまうのです。
具体的には30%を超えると高粘度とみなされ、その値が表記された製品は粗悪品である可能性があります。
また、市販のプロポリス製品の濃度は一桁から40%までと、かなりの幅があるものの、40%を超えるとプロポリスが溶けきらないともいわれており、高い値が表記されたものは避ける方が無難といえます。
なお、乾性エキス濃度に幅があるのは、製造ロットにより若干の差が現れるためです。
目安としては20~25%(w/v%)の数値がもっとも高濃度のプロポリス液と判断できますが、基本的に15%(w/v%)を超えていれば良品として扱われています。

乾性エキス濃度の注意点

乾性エキス濃度は、一般にBRIX値よりも信頼性が高い基準ですが、土やゴミなどの不純物が混ざったままの状態で固形物として測定される恐れもあります。
粗悪品を製造する業者であれば、この値でさえ操作できてしまうため、信頼できる優良メーカーや販売者から購入するのが推奨されています。
濃度や規格成分含有量が正確に記されているのはもちろん、不明な点や質問に丁寧に応じてくれるのがポイントといえるでしょう。
また、公的検査機関でプロポリス製品の成分検査をおこなった結果を記載した、いわゆる検査証明書を表示しているかの確認も、忘れずにおこなうのをおすすめします。

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