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プロポリスを使用しない方がいい症状

プロポリスの使用を控えるべき場合とは

フラボノイドや桂皮酸誘導体などを含むプロポリスは、幅広い効能を発揮する健康食品で、特にドイツでは、正規の医薬品として認可されるほどの高い有益性と安全性を備えています。
とはいえ、すべての人によいものとは限らず、体質や状態によってはプロポリスを用いるのを見合わせるほうがよい場合もあるのです。
この記事では、プロポリスの使用を控えるべき場合についてご紹介します。

プロポリスの使用を控えたほうがよい場合とは?

プロポリスはミツバチが植物の樹皮やつぼみから集めた樹液に、ミツバチ自身の分泌物と花粉を混ぜ合わせてつくる抗菌物質です。
ミツバチが抗菌作用に優れたプロポリスを使うのは自らの巣を守るためですが、人体に用いると有益な効果をもたらす健康食品となります。
しかし、プロポリスの摂取が逆効果になる場合もあるため、以下でご紹介する項目に当てはまる人は摂取や使用を控えるのが望ましいといえます。

蜂毒アレルギーがある場合

蜂毒とは、ミツバチやスズメバチ、アシナガバチなど『刺すハチ』が持つ針に含まれる毒性のある物質のことです。
蜂毒の成分の中には、アレルギー症状の原因となるアレルゲンや、痛みやかゆみを起こすヒスタミンなどが含まれているので、場合によっては重症のアナフィラキシーに至る恐れもあります。

蜂毒アレルギーの特徴や症状について

蜂毒アレルギーの特徴は、ハチに刺されてから約15分以内という短時間に症状が現れる点にあり、発症が早いほど重症に陥ることが多く、速やかな治療が必要となります。
ハチに指された場合、蜂毒アレルギーがなければ患部に軽い痛みやかゆみ、腫れなどの局所症状が起こりますが、数日で治まっていきます。
一方、蜂毒アレルギーがある人が刺された場合の約10~20%に、全身の湿疹やじんましん、嘔吐や下痢、むくみや呼吸困難などを伴うアナフィラキシーを引き起こすと考えられています。
さらにそのうちの数%は、意識障害や急激な血圧低下によって、命に危険が及ぶ可能性のあるアナフィラキシーショックの発症リスクが高まるのです。
蜂毒アレルギーは、2回ハチ刺されに遭った人が持っているとされるのが一般的ですが、初めてハチに刺された場合でもアレルギーのような症状が現れる場合があります。
特に食物でアレルギー反応を起こしやすい体質の人は、プロポリスを使用する前にアレルギー検査を受け、その有無を確認しておくとよいでしょう。

妊娠・授乳中や乳幼児の場合

妊娠・授乳期のプロポリスの摂取には臨床データがなく、身体に悪影響を及ぼすという研究結果は存在しません。
しかし、ほとんどのプロポリス製品の注意書きには、妊娠・授乳期の摂取は控える旨が記載されています。
妊娠中にはへその緒を通じて、授乳期には母乳を介してプロポリスが含む成分を胎児や乳幼児が摂取すると考えられます。
さらにプロポリスが含む成分のすべては解明されておらず、母体や胎児・乳幼児に対する安全性が確立されていないため、妊娠・授乳中の女性や乳幼児のプロポリスの摂取は避けるのが無難といえます。

ボツリヌス菌の混入の可能性がある

プロポリスやハチミツなどのハチ由来食品には、わずかながらボツリヌス菌が含まれています。
ボツリヌス菌とは乾燥や熱に強い細胞構造である『芽胞(がほう)』を形成する菌で、土壌や水辺に広く存在しています。
芽胞は少ない酸素で発芽して増殖し、極めて強い毒素を産生するうえ、芽胞の状態では一般的な細菌と異なり、100℃で数分間加熱しても死滅しない特徴があります。
ボツリヌス菌の芽胞が生息する土地で育った植物の花粉には、芽胞が付着している場合があり、その花粉をミツバチが採取するとプロポリスなどの生産物にボツリヌス菌が混入してしまうのです。
成人が摂取した場合には、体内の消化酵素や腸内細菌によって死滅するので、健康への悪影響を心配する必要はありません。
しかし、乳幼児の場合は消化器官が未熟なため、ボツリヌス菌を滅菌しきれず逆に増殖し、呼吸困難などの症状を引き起こす恐れがあるのです。
そのため、厚労省は1歳未満の乳幼児にはハチミツを与えるのは厳禁と定めています。
妊娠中の女性が摂ったプロポリスに含まれるボツリヌス菌が、胎児にどのような影響を与えるのか明らかにされていないのが現状なので、妊娠中のプロポリス摂取は控えるのが無難です。
また、授乳中でも同様に、摂ったプロポリスが母乳を通じて乳幼児にボツリヌス菌を感染させてしまう可能性も否定できないため、摂取を避けるのをおすすめします。

女性ホルモンのバランスが乱れる可能性がある

特にレッド・プロポリスなど、マメ科の植物を原料とするプロポリスには、女性ホルモンに似た作用を示すフラボノイドの一種のイソフラボンが含まれています。
イソフラボンはエストロゲンに似た構造を持つため、エストロゲン受容体に結合して女性ホルモン様作用を発揮する成分ですが、妊娠中や授乳期の女性が摂取するとホルモンバランスの乱れを招くと考えられています。
妊娠・出産後は女性ホルモンのバランスが大きく変動する時期で、エストロゲン様作用を示す成分の影響に敏感になるため、イソフラボンを含むプロポリスの摂取は避けるのが望ましいといえるでしょう。

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